以前、以下の投稿でもチラッと書いた当サイトの本当の目的は、
「高齢化社会と孤独に対する福祉のあり方と受益者負担」を考える。です。
「これって、出会い系や掲示板で済む話じゃないの?」
「考える」なので当サイト自体がそんな大事に、
なにか役に立つとも思っていませんが、
自分として取り組んでいくことで、
何か新しい発見があるのではないかと思っています。
目次
「高齢化社会と孤独に対する福祉のあり方と受益者負担」
正直、重たい話ですし、今現在そんなに困っても自分には、
無縁な話です。
読んでくださっておられる方にも無縁な話なのかもしれません。
人、物、金を動かすと金がかかる。
その中でも人を動かすのは本当にコストでしかないと思います。
人件費と企業活動
SEでも外注さんに来てもらったり委託したりすれば、
人件費は「3万/日」とかでばっくり計算されます。
1万は本人、1万は会社の経費、1万は会社の利益って感じでしょうか。
適当ですけど。
でも、これ個人だと責任云々はありますが、
最初の「1万は本人」の部分だけのコストで動くことができます。
個人だから無責任って決めつける必要もなくて、
会社だからといって、
クレーム入れても「はいそうですか」で終わりな無責任も多いものです。
福祉にしても便利屋にしても、
結局は人件費と会社のピンハネが多くのコストで、
間に入ってくる会社が多いほどに価格は上がっていくことになります。
コスト削減の極論が個人を使う事だと思うのです。
企業に依頼したとしても、実際にサービスの提供をするのは、
担当者個人ですので、保険や保証といった部分を除けば、
依頼先が個人であってもサービスの質は変わらないと思っています。
確かに保険や保証が必要になる可能性がある依頼は避けるべきです。
ですが、簡単な依頼にあえて企業に依頼する必要はないと思うのです。
地域に埋もれた人を活かす
福祉サービスでも話し相手のサービスでも、
個人の空いた時間を有効に使う事ができれば、
地域全体としてのコストを下げていくことができると思うのです。
私自身が動くというだけでなく、
パートの合間であったり、休校の日を利用した学生であったり、
ちょっと空いた時間を、誰かの為に活かし、
最低限のコストを負担してもらってサービス提供をする形。
すぐにも出来そうな事なのに、
何故かあまり実現していないような気がします。
仕組みがないだけなのかもしれないのですが。
確かに福祉としてサービスを考えた場合、
資格が必要であったりする場合もあります。
ただ「助けて欲しい」のすべてがそうした福祉サービスでもないと思います。
ほんと些細なお願いまでを、福祉としてカテゴリ化して、
大がかりな福祉サービスとして提供することが、
本当に受益者にとって幸せなサービスなのかなと思うのです。
簡単にできることは空き時間のある個人が手伝える。
入浴など介助が必要な行為は、適切なサービスを利用すると言うように、
適材適所にサービスを利用すればいいと思うのです。
全てを1ストップサービスでやる必要はないと思うのです。
「自分ができること」を事前に挙手しておいて、
それに対して時給1000円を貰う。
一律の料金でちょっとしたことを近場の人に頼める仕組み。
今後必要になってくると思うんですよね。
こういう個人間の助け合いでサービスを提供すれば、
自治体などの大がかりな福祉とは違う、
低コストに受益者が利用できる環境になるように感じています。
時給1000円って高くない?
そんな声もあるかもしれないですね。
確かに市のサービスなどで満たすことができるものであれば、
補助金などが投入されて、もっと割安にサービスを利用できるかもしれません。
しかし「そうした地域サービスでは頼めない事」もあるはずです。
メニューにない要望をオプションで助けて欲しいとき、
福祉サービスを利用すると割高になってしまうこともあるはずなのです。
1000円で話し相手(or 雑務)は高いように感じる場合には、
利用する必要はないわけで、
利用したいと思った人が「1000円か~」と、
ちょっと悩みながらも「1000円なら」と思ってくれるかもしれない、
絶妙な高くも安くもない価格設定だと思っています。
「金を払いたくない」というのは誰でも同じだと思います。
タダだったら、何でもかんでも依頼されて、
悪用されるだけになるでしょうし、継続はできないでしょう。
600円でもたぶんやる気は続かない。
1000円だって、わざわざ行って何かをするって、
たぶんやりたいと思う人は少ないと思うのです。
まずは、1000円で気軽に頼めるという
サービスがあってもいいかなと思っています。
もっと言えば、地域地域で、
私もやりたい!という人が現れて、
1000円程度で頼めるなら・・・と利用してくれる人が増えてくれたら、
依頼者、提供者共に適切な負担で労務提供できるのではないかなと思います。
「話し相手」をするのが目的じゃないの?
元々は自分がどうにもならない孤独感を感じた過去の経験から、
「誰でもいいから話聞いて」というわがままを、
満たすことができるサービスがあったら良かったかもな。
そんな気持ちから始めたものです。
多くは友達に話せば解決するでしょうし、
家族や同僚に話して解決することもあるかもしれません。
それで解決するならそれでいい。
でも、一人暮らしで地域に知り合いがいないという事もあるはずです。
自治会にも加入せず、マンションで一人暮らしをしていると、
職場の人以外とは知り合う事もないなんてこともよくあるはずです。
自分がそうでしたから。
かといって、隣人と仲良くなりたいとも思わない。
干渉はされたくない。
でも、ちょっとだけ相手して欲しい。
友達とのメール電話で解決するならそれでいい。
でも、それも気が引けて電話しにくいこともあるかもしれません。
そんな、人それぞれが抱えた状況・事情に、
手切れよく1000円で頼めるお相手サービスとして始めました。
福祉だって、若者の孤独だって、基本は同じ。
人が感じる寂しさや不安感は年齢は関係ないはずなんですよね。
周りの人が家庭をもって、
若いころのように一緒に遊べる相手が減ったりするような環境変化はあるはずです。
そうした環境変化から話し相手が減っていくことも、
高齢者の孤独と本質的には同じだと思います。
1000円を払うという行為は、
「相手はして欲しいけど、干渉はされたくない」
その為の保険だと思ってもらえれば、
いいのではないかと思います。
こちらから遊ぼう!とか会おうとかいう事もありません。
お元気ですか?とサービスの継続利用を勧めるつもりもありません。
一期一会でその時限り。
お金を払えばそういうドライな関係も成り立つのではないかと思うのです。
仲良くなったらタダで来れる?
って、思う事もあるかもしれないですね。
ただ私自身がそんなに友人を必要としているタイプではないので、
仲良くなったくらいであちこち遊びに行ったり、
つるんだりすることは皆無です。
ケースバイケースだとは思いますが、
ちょっと仲良くなっただけで、
プライベートで会う事もほぼないと思います。
現に最近知り合って出会った方々とも、
目的が一致していない場合には誘われることもないですし、
私も誘う事はありません。
それでも、いつでも連絡が取れるという妙な信頼関係で続いています。
人間関係はやっぱり「目的」が一致していることが大切だと思うのです。
ただ会って「つまんねーな、どうする?」みたいな時間の共有は、
私には全く魅力が感じないですし、
そこから「スロットでもいくか?」なんてもってのほか。
さっさと帰れよと思います。
お互いの仕事やライフワーク取り組みなどの情報交換や、
切磋琢磨していく為の建設的な話がメインになるようなら、
きっとSNSなどで個人的な交流もしていくことはあると思います。
プライベートで一緒に過ごすなら、
やっぱりお互いにメリットがある時間にしたいですからね。