手伝って欲しいと感じる時はひとぞれぞれ

「話し相手」をするだけのサービスと言っても、
人によって本当の目的はそれぞれなのだろうと思います。
ただ聞いて欲しい人もいれば、褒めて欲しい人もいるでしょう。
何にしても「手伝って欲しい」と思う気持ちを感じる
タイミングは人それぞれで、それが弱いなんてことはないと思うのです。 

手伝って欲しいと感じる時はひとぞれぞれ

私は若いころに地方から関東に出てきて、
遠距離恋愛をしていた彼女と別れたとき、
人生で怖い位の孤独を感じたことがありました。

実際には、学校の友達も、仕事の同僚もいて、孤独ではないんです。

それでも、どこか実家との接点、
心で頼れる相手が居なくなったという喪失感は大きかったと思います。

現実にはそうなっていない場合でも、
精神的に弱ってしまって、過度に喪失感を感じてしまう事もあったりして、
人はとても弱いものだなと、今振り返って考えれば思います。

でもそれは弱かったのか?さえ今では疑問に思う部分もあります。

ショックを受け入れられないような事に直面した時、
弱っているのではなく、取り乱しているだけだったとしたら。

取り乱している時に、誰かが冷静にさせてくれるだけで、
気持ちは落ち着くのかもしれない。

そんな風にも思います。

 

孤独はいつでも感じる可能性はある

孤独を感じるタイミングなんて、決して高齢者だけの話ではなく、
失恋程度でも感じてしまう事もあれば、
死別のような辛い体験から感じる場合もあるでしょう。

例え、最愛の人を無くした場合であっても、

実際には周りに知人や友人が居て孤独であることはあまりないはずですが、
それでも喪失感から孤独を感じてしまう事もあるように思います。

自分が孤独だと感じた時を振り返ってみると、
「どうして周りを頼らないのだろう」とと思えるのですが、
その時の当の本人(私)には、
なぜか頼れる人がいないと感じてしまっていました。

知人では何故ダメだったのか、
どうしてだったのかは、今となっては分かりません。

ただ「一人じゃないよ」そう言ってくれる人が、
目の前に居てくれたなら、

立ち直りももう少し早かったかもしれないと思ったりもします。

 

職場に馴染めないという孤独感

 

仕事で良き同僚や仲間が居る場合はいいのですが、
必ずしもそうではない場合もあるかもしれません。

突然、現職を失って、
その後の転職先ではいい人間関係に出会えないこともあるかもしれません。

良好な人間関係は「働いていれば普通にあるもの」
私はずっとそういうものだと思っていましたが、

職場を転々とすることを余儀なくされている場合や、
派遣・契約などの非正規雇用で、社員(正規雇用)と溝があって、
良好な関係が築けないような職場環境もあるかもしれません。

 

こうやって考えてみると、孤独や寂しさを感じることに、
本人の弱さから感じてしまうものでもないように思うのです。

「あいつは弱い」そう思われることが怖くて、
友達や知人には頼りにくいときも、

どう思われても関係のない「他人」になら、
意外と素直に頼れるのではないかと思ったりもします。