当然、歳を重ねる程に自分では億劫なことも増えますよね

歳を重ねていくと普通にできていたことができなくなり、
出来そうなことも「転んだら大変」と避けるようになったりもします。
よく言われるのが高い場所の「電球交換」
なんてことない作業ですけど、頼れる人がいない時に誰に頼みますか?

当然、歳を重ねる程に自分では億劫なことも増えますよね

独身一人暮らしでは、重量物や大きなものでもない限りは、
大抵のことを自分でやるスキルが身についていて、
生活に困る事はあまりありません。

そもそも「孤立を嫌がっていない」高齢者の方も多いように思いますが、
やはりちょっとした事が、
面倒になったり、億劫になったり、諦めてしまったりすることはあるはずです。

体のあちこちが痛くて、買い物もままならない状況であっても、
困っているのは、そういう時だけで
「新しい人間関係」までは別に欲しくない。

そういう方も多いと思うのです。

でもやっぱり「高い場所の電球の交換をして欲しい」なんてことは、
生活していればあるでしょう。

ちょっと手は貸して欲しいけど、
それ以上の関係を求めてないことだってあるはずなんです。

たぶん

一人で住んでいるという事が孤独なのではなく、

常に誰かが定期的に来て欲しいという訳でもなく、

ただ「ちょっとお願い!」と言いたいときだけ助けて欲しい。

そんな時の方が生活していく上では、
本人にとっては重要だったりするだろうなと思ったりします。

頼まれる側とすれば、普段コミュニケーションを取ってないのに、
「なんでこんな時だけ?」と思われるような依頼だったりもするでしょう。

「孤独なのは頼める人がいない事で、年齢はあまり関係ない」でも
書いたように、そういうちょっとしたことを頼める相手は、
結構少ないのではないかと思います。

そして、それを言える相手が存在しないこと。
それが孤独を一層助長しているんではないかと思っています。

 

それ以外の時は一人でいても、きっと平和で幸せなんだろう。

電球交換で業者呼べますか?

では実際に「電球の交換」が必要になったとして、
高い脚立も持っていない。

テーブルに椅子を重ねれば届くかもしれないけど、
若くてもちょっと抵抗がある作業だからと、
電気屋に出張依頼して頼めますか?って思います。

購入品目はLED電球、出張費、作業費となんだかんだで8000円とか。

それでも電気屋さんを呼べば解決することはできる。
頼める業者がある場合はまだいい方だと思います。

頼む業者が見当たらない時には、
便利屋さんに頼めばいいのかもしれません。

受けてくれるかどうかは内容次第でしょう。

 

気軽に単発で時給程度を払えば呼べて、話せて、頼める。

そんな業者のほど大げさでもない、
介護サービスほど定期的である必要もない。

そんな必要な時だけ頼めるという、
セーフティーネットのような仕組みが、
あってもいいのではないかと思うのです。

 

だからと言って、
私にできることも限られていますし、
高齢者の方向けにだけサービスをしたいわけでもありません。

「助けて欲しいな」と感じるタイミングなんて人それぞれ。

 

寂しくないけどちょっと話し相手が欲しいなと、
思うだけでもいいと思うんです。

それって「電球の交換」とあまり変わらない
「ちょっと手伝って」の一つだと思います。

そんな手伝っての声に「話し相手」としてお手伝いができたら、
このサービスを始めた意味があるのかなと思ったりします。